2005.08.16 Kagrra,『雲燦霧消』@名古屋市芸術創造センター。

kagrra050816

 

”名古屋では必ずや何かが起こる”Kagrra,。
”バスでの遠征は必ずや雨が降る”あたし。

この互いのいわくつきっぷりは、きっと何かの運命かしら… などと、勝手に一方通行な思いを馳せつつ向かった名古屋。
向かう途中では、地震に見舞われたりと『あながち嘘じゃないかもしれない…』と思ったりもしたのですがね(笑)。
万博の影響か、なんとなく緑色に見えたこの街でのKagrra,ライブの様子を書きたいと思います。

 

開場が始まり全員が会場内に収まってからしばらくした後、突然鳴りだしたブザー音。
あたし含め、開演の合図なのだと思ったファンのみなさんが座席から立ち上がったにも関わらず、なかなかライブは始まらない。
ステージの緞帳も、一向に吊りあがる気配すら無いので『なんだ、まだなのか…』と全員座りなおしました。

それからまた少し時間が経った頃、ふいに暗くなった会場内。
”今度こそ、ライブが始まるんだ”と期待感で溢れたファンの人たちが、一斉に立ち上がります。

 

曲が流れ始め力強いドラム音が響き渡り、先ほどまで重く吊り下げられていた緞帳がゆっくりと上がり始めました。
1曲目『斑雲』の開始です。

一志: 「欲望渦巻く…」

障子に灯篭といった凝ったステージセットの中で、一志くんがCDよりも気持ち低い声で語りかけます。
サビ部分での両手を交差させるフリは、最初は黙って見ていたファンも次第に真似をし始め最後は全員ぴったりと揃っていました。

一志: 「おい、名古屋いけるかー?!」

続けて『幻影の貌』、『いびつ』と送り込まれ『いびつ』では、あっきーが前に出てきてギターソロを披露してくれました。

一志: 「2005年、ツアー”雲燦霧消”2本目。名古屋市芸術創造センター、元気ですかー?!」
ファン: 「…!」

いきなり大きな声で振られて、ノリきれなかったファンは多数(あたしもその1人笑)。
一志くんにダメだしをされ、再度やり直すことに。

一志: 「元気だったかー?」
ファン: 「イェー!!」
一志: 「…そうだ」
ファン: 爆笑
一志: 「昨日は1本目を大阪でやって、大阪での初のホールだったわけですが、今日はそれを上回るホールワンマンライブにしたいと思って来たんでね、みんなそのつもりで俺たちと楽しんでくれ。いいか?」
ファン: 「はーいっ!」
一志: 「それじゃあまず、この曲から全員で…『葬』」

一発目のMCの後では『葬』、『鬼を憐れむ謳』、そして『憶』と続き、ファンの歓声もだんだんと大きくなっていきました。

一志: 「おい楽しんでるかお前らー?」
ファン: 「hvくじぇrにkd@-^sdl、vc!!!」
一志: 「…な、なんだって?(志村けん調)」
ファン: 笑
一志: 「楽しんでるかー?」
ファン: 「イェーイ!」
一志: 「おい2階いいですかー?」
ファン: 「kfm*&xしld。-!!」
一志: 「…あのね(苦笑)2階があんまり見えないんだけど、人いるんだよね?」
ファン: 「一志さまー!」
一志: 「あ、わかりました(笑)」
ファン: 笑
一志: 「名古屋と言えば、なんか毎回アクシデントが起こる(笑)土地なんですけども。前回は地震であり、今回は…この夏真っ盛りの中、雨が降るという…ね。ちょっと気分的にはあまり良くないんですが、このホールの中だけでもね、真夏にしたいなと思います。いいですか?」
ファン: 「はーい!!」
一志: 「先月、僕たちのメジャー2枚目の『燦~san~』というアルバムが発売されたんですが、もうみんな聴いてくれました?」
ファン: 「はーい!」
一志: 「良かった…ちょっと(前日の)大阪では微妙な反応が返ってきたんでね(笑)」
ファン: 笑
一志: 「この『燦~san~』、”雲燦霧消”っていうツアータイトルの中の”雲燦”の”燦”ね。”燦”の”サン”ね。…って何を言ってんだが(笑)」
ファン: 笑
一志: 「わかっていただけるかと思うんですけども(笑)この僕たちの2枚目にして、今までにして最高の出来だと自負してます。それがみんなに伝わればすげぇ嬉しいと思ってます。全部で12曲で”燦mix”のシングルが3曲入ってるんですけども、このアルバムはとにかくみんなにはわかっていただけてるかと思うんですけど、幅広く曲の詞が散りばめられております。後でわかるかと思うんですが、すごいストイックな曲をね…俺はどういう顔して歌うんだとかね(笑)」
ファン: 笑
一志: 「まぁ全12曲、1曲、1曲、みんなに広まっていけば嬉しいなと思っています。では、その『燦~san~』から、この曲を聴いてください。」

そう言って始まったのは『誘いの樹海』。
まぁ樹海といえば昨年、神楽旅日記でも訪れた(正しくは通過した)富士の樹海。
その時に作られたのかどうかは定かではありませんけど、一志くんはかなり力んで歌ってたように見えました。
少し声が裏返ったりもしてましたね。

続いては『ぼうふら』。
妖しげなギター音のイントロに合わせてステージ両サイドからのライトが点滅していて、いっそう妖しげな雰囲気。
会場からは手拍子がされ、一志くんがそれに合わせて歌いだします。

レコード会社の方から『イタい内容の歌詞を』と要求されてできたというこの曲は、”薬物中毒者”がテーマとなっているそう。
目を見開いて歌う一志くんが、まるで薬漬けになってしまった人のようでちょっと怖かったです(苦笑)。
終盤では一志くんが横笛を吹いていました。
その姿は、先ほどとはうって変わって牛若丸(もっと違う例えはなかったのか;)のようでした。

一志くんの横笛を吹く姿にしばし見惚れてると、いつの間にか曲は終わりインスト曲が流れ出しました。
ここで、メンバーは全員ステージ袖へ。
ざわざわとした会場内は、メンバーが再び登場してくれるのを今か今かと待ちわびているようでした。

 

突然、それまでとは違った曲が流れ出すとステージ背面の障子が開き、一志くんが独り登場。
春ツアーファイナル、04.14のSHIBUYA-AXの時と同じ曲を披露してくれました。
曲の途中から、他メンバーが次々と袖から登場しそれぞれの定位置へ。
ソロ曲が終了すると、続けざまに『皐月』、『ひみつ』を演奏。

一志: 「おい楽しんでるかー?!」
ファン: 「イェーイ!!」
一志: 「名古屋良いねぇ!あ、ごめん。なんかすごい良いって思ったから言っちゃった。(笑)」
ファン: 笑
一志: 「なんか、ホールとか感じさせないよね。名古屋民…あ、名古屋民じゃねーな愛知県民ね。ごめんなさい。」
ファン: 笑
一志: 「えー私事なのですが、先日実は、名古屋にいたんです。そこですごく自分的に感じたことがあって。俺、甘いもの、特にチョコなんてもってのほかってか、あんまり好きじゃないんだけど。名古屋駅近くのね、チョコクロワッサンって知ってる?」
ファン: 「…」
一志: 「あ、知らない?」
ファン: 「知ってる。」「知ってるよー!」
一志: 「それをね、一口食べたらパラダイス…」
ファン: 拍手付き爆笑
一志: 「ほんと!俺ね、たぶん生まれて2回目か3回目ぐらいに、チョコ美味いって思ったんだけど。もうね、名古屋はこんなスゴイものがあるんだなと思って、吃驚しました。もう名古屋ありがとうって感じです。」
ファン: 笑

激しい”かぐら”コールの後、ツアーTシャツに着替えたメンバーが登場。
白水さん・女雅らん→水色地でフロント部分に『WA!』のロゴ入Tシャツ
一志くん・あっきー・真くん→黒地で風神・雷神のイラスト入Tシャツ
でした。

一志: 「なんか、今夜の名古屋はスゴイね。ありがとう。」
ファン: 拍手
一志: 「嬉しすぎて..(何て言っていたか忘れました)」
ファン: 「えー?!」
一志: 「なんでもねぇよ(笑)」
ファン: 笑
一志: 「あのー、中日新聞って知ってますか?」
ファン: 「知らなーい!」「知ってる!!」
一志: 「なんか『名古屋のお客様は(盛り上げるの)難しいですよね?』って言われて、『あれ?でも名古屋はいつもみんな元気がいいですよ?』って言って、『もしかして、ウチのお客さんだけ元気がいいのかな?』って、ちょっと嬉しかったんだよね(笑)」
ファン: 笑 拍手
一志: 「嬉しすぎて、設定したんですけど(笑)」

一志くんはそう言うと、自分が着ているTシャツをよく見せようとしました。

ファン: 笑
一志: 「あの、newTシャツ2種類あります。女雅さんと白水さんが着てるアレはね、”MA(エム・エー)”じゃなくて”WA(ダブリュー・エー)”です。」
ファン: 笑
一志: 「”WA(ワ)!”ってことでね、和風の”和”です。」

そして、自分含め他3人が着てるTシャツを見せるようにして

一志: 「そして、俺たち3人が着てる…カッコいいでしょ?コレ。」
ファン: 「カッコいいー!!」
一志: 「いま『カッコいい』って言った奴、全員買えよ?」
ファン: 爆笑
一志: 「ついでにですね、なんとついにKagrra,はファンクラブ旅行で…飛行機乗っちゃいます!」
ファン: 拍手
一志: 「飛行機乗って、沖縄に行ってきます。なので是非ね、みんなも参加できる人は参加してほしいです。なんせ僕と真くん、白水さんはね、初・沖縄なんで。ね?」

2人をそれぞれ見て、反応を伺う一志くん。それに対し、ウンウンと頷く2人。あっきーは何となく、ふてくされたような顔をしていました。

ファン: 拍手
一志: 「…いま、あっきーがヤサグレた顔したけどね。」
ファン: 笑
一志: 「そうなんです。俺らは1回、置いてけぼりにされてるんです。ね。」
ファン: 笑

ウンウンと頷く真くんと白水さん。
どうやら2001年のインストで、二手に分かれて回っていたときの話をしている模様でした。
たしかその時は、北方面が一志くん・真くん・白水さん、南方面があっきー・女雅らんだったと思います。

女雅: 「…!」(何かを言う)
ファン: 笑
一志: 「さらに、そのとき俺たちは北海道に行ってて。俺と真くんと白水で行ったんだけど、白水も北海道が地元だから実家に帰っちゃって。」
ファン: 笑
一志: 「ね。」

相変らず頷く真くん。

一志: 「2人でいたんだよね。すごい寂しかったんですよ」
女雅: 「俺とあっきーはさ、チームだからこう…」

沖縄での話をしてくれた女雅らん。しかしよく聞こえず。
すごく盛り上がってたのですが、スタッフの人から巻きの指示が来たようで、そこでお開きになってしまいました。

一志: 「あ、お時間が!」
ファン: 笑
一志: 「ついに沖縄に行けるんで、是非この機会にいける人は一緒に行きましょう。いいですか?」
ファン: 「はーいっ」
一志: 「ほんとね~もう、力使い果たした感じなんですけど、まだまだやります!いいですか?」
ファン: 「はーいっ!!」
一志: 「じゃあ、もっともっとみんなに聴いて欲しい曲があるんで、聴いてください。」

 

アンコール曲はKagrra,の代表曲ともいえる『沙羅双樹の子護唄』、『桜舞い散るあの丘で』。
今回はちょっと白水さんが演奏中にしくってしまった所があり、一瞬どよめきが起こってしまいました。
しかし瞬時にして、元の調子に戻していたのはさすがプロ。
最後は何事も無かったかのように終了しました。

たくさんのファンの歓声の中で一志くんは何度も「ありがとう」の言葉を残し、Kagrra,初の名古屋ホールライブは終了しました。

 

◎SET LIST◎
1. 斑雲
2. 幻影の貌
3. いびつ
4. 葬
5. 鬼を憐れむ謳
6. 憶
– – MC – –
7. 誘いの樹海
8. ぼうふら
– – Vocal solo – –
10. 皐月
11. ひみつ
12. 廻
– – MC – –
13. 神謌
14. 恋綴魂
15. 在りし日の微傷
16. ~夢イズル地~
– – MC – –
EN1. 沙羅双樹の子護唄
– – MC – –
EN2. 桜舞い散るあの丘で


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