2005.04.14 Kagrra, 『沙羅~懐かしの楽園~』 @SHIBUYA-AX。

kagrra

 

花粉舞い散る(笑)晴天となったこの日。
竹下通りで修学旅行生に恐れおののかれつつも、”懐かし”の楽園コス第二段にて参加したSHIBUYA-AX。
ツアーファイナルとなった今回は、舞台装飾やライティングにも手が込まれていて目からも楽しめるライブでした。

今回は、Augaでのチケット申し込みを忘れていたという愚かな経緯のあるSHIBUYA-AX…。
慌てて一般で購入したチケットは700番台。
『こりゃ後ろでマイペースで見るっきゃないなー』と決め込んで、のんびり入場した先は郡山と同じく下手の壁側(笑)。
所詮、狭い所の好きな日本人です。
電車の座席は、もちろん端っこが好みです。

あたしの嗜好の話なんてどうでもいいのですが、H嬢があたしに合わせて一緒に入場してくれました。
ちなみに彼女のチケットは、Augaで取った500番台。
そのまま入ればもっと前のほうに行けるというのに、なんて良い子なのでしょう。

H嬢: 「一緒に見たほうが楽しいので…」

そう答えてくれた彼女は、顔も可愛い女雅らんコスさん。
そんな彼女の優しさを心に染み渡らせつつ、あたしたちは適当な場所に荷物を置いて開演を待ちました。

 

ふいに会場が暗くなり、アリス九號.メンバーの名前を呼び始めたオーディエンスエリア。
初日の郡山では若干でしかなかったこの歓声も、ファイナルの東京となると規模が違います。
そして爆音と共にアリス九號.が登場。いっそう激しくなる歓声の中、1曲目の『闇に散る桜』がスタート。
郡山ではフリとかできなかったあたしも、今回はしっかりやろうとしていたのですが、あまり聴いたことのない曲が出てきてしまったため、またもや棒立ち+ガン見態勢に…;

しかしメンバー、すごい動いてましたね。とにかく移動、そして煽る。
将くんなんて腕も上げて足も上げて暴れてました。
でも、なかなかファンが思うようにノッていないのか、ときどき首を傾げていましたが…虎さんが気になって仕方ないあたしは、彼の笑顔に独りニヤニヤしていました(笑)
『朱い風車』を続けて演奏した後、MCへ。
三部作をリリース中ということと、カップリングツアーの告知がされました。

将: 「今日はファイナルのAX。最高に成功させたいんで、みなさんどうか力を貸してください!いいですか?!」

相変わらず前向きなセリフに好感持てます。
そして『銀の月 黒い星』、『極彩極色極道歌』と演奏し、アリス九號.のライブは終了しました。

アリス九號.では、全体的に黒い幕で覆われていたステージ。
しかし、またもや会場が暗くなるとそれらはスルスルッと取られ、両サイドには木でできたお立ち台、バックには障子、灯篭が等間隔に置かれた通路、階段が出てきました。
”ライブが始まるんだ”という雰囲気に包まれ拍手喝采。
一気に湧き上がるオーディエンスエリア。

 

『京』が流れ、メンバーそれぞれのパートと名前が1人ずつ表示。
それに合わせてメンバーが登場してきました。
障子にシルエットが映し出されて通路を通り、階段を下りて定位置へつく…という登場は、すごいカッコよかったです。
白水さん、あっきー、女雅らん、真くん、そして最後に頭がライオンのようにボンバった(笑)一志くんがステージへ。
バックには”NEO JAPANESQUE”の文字が入った鬼のロゴが浮かび、ファンの声は一段と大きくなりました。

一志: 「AXいくぞー!!」

何百人といるファンの視線と撮影用のカメラが一気にステージに向けられる中、一発目にきたのは『幻影の貌』。
サビの部分では一斉に手が上がります。
一志くんの声が少し割れてましたね。ファイナルだから、これまで以上に気合いが入ってるということでしょうか。

一志: 「おいAX!そんなもんか?!」

一志くんがオーディエンスに向かって挑発すると、続けて『凛』が送り込まれました。
前奏ではステージが一気に明るくなり、白水さん以外のメンバーは全員前に出てきて演奏。

一志: 「全員でいくぞー!!」

そう言われて、サビ部分をファン全員で合唱。
ファンが歌い終わると、一志くんが続けて歌う。
終了後の歓声も束の間、女雅らんが前に出てきて演奏。3曲目は『葬』。
とにかく早い展開です。ここまで、あのまったり見てた郡山の時とセットリストに変わりは無いのに、何故か違うライブのように感じられました。
会場の大きさが違うからでしょうか。
舞台装飾が施されてたからでしょうか。
後にDVDとしてリリースされるからでしょうか…。

 

しばらく間があいた後に白水さんの力強いドラム音が鳴り響き、バックにはお経のような文字。『あまふらせたんまいな』のスタート。
”あまふらせたんまいな~”の声がし、ファンは一志くんにならって両腕を天井に向けて曲げる。
歌に合わせてライトが激しく点滅していたので、目がチカチカしてしまいました。
その後 『滅』、『源平闘戦譚』と続き、一志くんも少し疲れが出てきたのか途中から高い部分の音を出すのに苦しそうでした。

演奏が終わり、スタッフの方々がステージ上でせわしなく動いているのを見つつ、あたしとH嬢は次にくる曲の予想を立てていました。
『いっぱい動く曲とかやってほしいねぇ』なんて無責任に言っていると、太鼓と当り鉦の音がし『妖祭』へ。
なるほど。たしかに(腕が)いっぱい動く曲だなぁ~(笑)と思いつつ、一志くんのフリにバッチリ合わせて手をひらひらと泳がせました。

バックの通路にある、灯篭に火が灯されていたことに気づき『あれ本物だよね?』とH嬢と話していると『嘆きの詩』が開始。
途中、一志くんのアカペラでは息を吐き出すように歌う部分がどうしてもウィスパーボイスに聴こえてしまって、いわゆる”萌え”状態になってしまた自分;

メンバーが全員、ステージ袖に入ったので『次は何がくるんだ?!』とざわつく会場内。
するとバックの障子が左右に開き、何やら大自然の川の中を進んでいくような映像。
そして真ん中から一志くんが登場しました。
ソロの開始です。

一志: 「♪幼子は震えて…」

空や植物のススキ等の映像が流れていき、真ん中の真っ青な背景の中で歌う一志くんが幻想的。
途中、他のメンバーが袖から出てきて定位置につきました。
そのまま『憶』がスタート。あっきーがサイドのお立ち台に出て演奏していたので、上手側はすごい混雑していましたね。
一志くんは歌いながら階段を下りて、ステージの前へ出てきました。何かの歌番組のようでした(笑)

一志: 「2005年4月14日。『沙羅~懐かしの楽園~』ツアーファイナル、SHIBUYA-AX。ただいま東京ー!」
ファン: 「おかえりー!!」
一志: 「郡山、名古屋、大阪、福岡と、まわってきましたが…」

一志くん、ツアーの順番を間違ってます。

一志: 「これまで何回かAXでやるようになりましたが、AXってこんなに小さかったっけ?」
ファン: 笑
一志: 「なんか、小さく感じるのは俺だけかな?」
ファン: 「そうだよっ」
ファン: 笑
一志: 「まぁ何はともあれ、無事に帰ってきました。みんながこうやって迎えてくれてすごく嬉しいです。ありがとう!」
ファン: 拍手
一志: 「俺たちがいない間、イイ子で待ってられたかな?」
ファン: 「はーいっ!」
一志: 「そうか(笑)お兄さんは安心したよ」
ファン: 笑
一志 : 「なんか、教育テレビのお兄さんになった気分だよ」
ファン: 「かわいいー!」
一志: 「違うぞ!俺は教育レビのお兄さんじゃないぞ。歌を歌う人ですからね」
ファン: 笑
一志: 「今日は俺たちがいない間溜まってたもんを全部俺たちにぶつけてほしいと思うんで、最後まで楽しんでいってください。いいですか?」
ファン: 「はーい!」
一志: 「よくないらしいね?いいですか?」
ファン: 「はーい!!!」
一志: 「じゃAXここからが本番だ!いきますよ?!」

 

曲は『神謌』、『奇祭』と続き女雅らんがお立ち台やステージ前で出てきたので、下手側の人口密度はかなり高そうでした。
しかし、サビ部分での一志くんの声がまたしても苦しそうでしたね。
ドリンクもこまめに補給してたし、だいぶ辛そうでした。

一志: 「AXそんなもんか?!まだまだいきますよー!」

一志くんが扇子を掲げるとファンも素早くそれを見、一斉に広げる。
曲は『恋綴魂』、『命』と演奏。『恋綴魂』では曲に合わせて、バックにはいろんな漢字がフラッシュバックしたように飛び出しては消えていきました。

一志: 「盛り上がってるかAXー!!」
ファン: 「イエーイ!!」
一志: 「おう、いいね(笑)なんか人増えたか?」
ファン: 笑
一志: 「だいぶ、みんな元気が出てきたようで良いです。ここで1つ重大がお知らせが…」
ファン: 「何ー?!」
一志: 「8月にこのライブが…DVDになります!!」
ファン: 「イエーイ!!」拍手
一志: 「今さら化粧直してもおせぇぞ(笑)」
ファン: 笑
一志: 「みんながドロンドロンになった姿がDVDになって、全国で売られるんで楽しみに待っていてください。いいですか?」
ファン: 「はーい!」
一志: 「このツアーの地方公演来た人?」
ファン: 何人か挙手
一志: 「意外に少ないね…(苦笑)あのね、僕らの前に出てくれたアリス九號.のメンバーが楽屋に来て『寂しーっす!マジ寂しーっす!!』って言うのね。だから『俺も寂しいよ』って言ったんだけど」
ファン: 笑
一志: 「ほんとに仲良く、楽しくツアーまわってきたんでね。このツアーでアリス九號.も、みんなのお陰で得られるものがあったと思います。これからもっと、でかいバンドに成長すると思うんで、応援よろしく!」
ファン: 「はーい!!」
一志: 「最後、ステージにはいないんですけど、アリス九號.に『頑張ったよ』っていう拍手を送ってください」
ファン: 拍手
一志: 「今ごろ奴らも、楽屋のモニタを見て『最高だ!』って泣いてると思うんで(笑)」
ファン: 笑

そして『~夢イズル地~』。
キャノン砲が発射し、会場真ん中より後ろは銀テープ回収に少々懸命になってました。
途中、曲のタイミングがずれてしまったか何かで一志くんが歌えなかったのですが、そこはファンが歌って補ってました。
なんかこういうのっていいなぁと思いました。
ツアーTシャツに着替えたメンバーが登場し、アンコールへ。

 

一志: 「AXでみんなに囲まれて、最高の終わりを迎えられそうですげぇ嬉しいです。ありがとう!」
ファン: 拍手
一志: 「さっきも言いましたが、俺らが引っ込んでる間にみんな化粧直したのかな?」
ファン: 「直してなーい!」笑
一志: 「何?直『せ』ない?」
ファン: 「(一志くんは)直したのー?」
一志: 「直したに決まってんだろ(笑)」
ファン: 笑
一志: 「ちょっと待った。あれ?(Kagrra,って)こういう空気だったっけ?」
ファン: 笑
一志: 「なんかいつもと空気違くない?ま、いっか(笑)まだまだ先は長いって証拠だな」
ファン: 「そうだよー!」
一志: 「なんかまだ全員、ほんとの力を出してないと思うんだよね。まだいけるよな?」
ファン: 「はーい!!」
一志: 「まぁ俺らもメジャーデビューして2年目になって、『幻影の貌』『沙羅双樹の子護唄』と出しましたが…全員買ったよな?」
ファン: 「はーい!」
一志: 「買ったらその次は何するんだっけ?」
ファン: 「すすめるー!!」
一志: 「そうです。ありがとう。できればね1×5ぐらいでいくと全体的に5倍になるわけで…」
ファン: 笑
一志: 「ライブもね、もっとこう広い所でできるようになるかもしれないんで、これからもKagrra,をよろしくお願いします。いいですか?」
ファン: 「はーい!」
一志: 「次は、俺たちがすげぇ大事にしてる曲なんで聴いてください。『沙羅双樹の子護唄』」

バックにはジャケ写の女の人の画像(顔から下部分)が映し出され、心地よい一志くんの声が響きました。
静かに聴き入るファン。
そんな静けさをかき消すように続けて『桜花爛漫』、『愁』が投入。
ファン全員での合唱がありました。
そして、一志くんより8月にホールワンマンツアーの告知がされた後、『桜舞い散るあの丘で』を演奏。
終盤では桜の花びらが落ちてきて、メンバーそれぞれの頭に降り積もってるのがおかしくて可愛かったです。
とくに、真くんがアンプの上に大量に積もった花びらを、タオルで一生懸命掃ってるのには堪らないものがありました(笑)

一志: 「やっぱ、ツアーファイナルは全員の声を聴きたいよね」

そう一志くんに促されて、各メンバーからの挨拶に。

 

白水: 「楽しかった?」
ファン: 「楽しかったー!!」
白水: 「今回、アリス九號.とツアー回ってきましたけど、夏のホールツアーも頑張っていきたいと思います。ありがとう」

楓弥: 「今日は楽しかったっす」
ファン: 「キャーッ!!」
楓弥: 「アリス九號.とまわってきたんですけど、イイ人たちで仲良くしてもらっていつもより楽しいツアーでした。今日でツアー終わって、曲作りに入るんで頑張ります」
ファン: 「おおぉおー!」
楓弥: 「また、夏のツアーに来てくださいね」
ファン: 「はーい!」

女雅: 「あ、パーマンです」
ファン: 笑
女雅: 「ツアー前に(パーマ)かけちゃった(笑)」
ファン: 「かわいいー!」 笑
女雅 : 「今回は5ヶ所まわってきたんですけど、勉強になることもたくさんあって。後輩のアリス九號.とも一緒にまわれて。なんかね~あいつら可愛いぞ(笑)」
ファン: 「なんでー?!」
女雅: 「あのね、ヒロトと沙我が来てね『女雅さ~ん、電話番号イイッスか?』って」
ファン: 笑
女雅: 「あのね~こういう所が、好きっ」
ファン: 笑
女雅: 「こういった出来事がいろいろとあったんですけど、こうやってファイナルを終えることができて良かったです。ありがとうございました」
ファン: 拍手

真: 「…;」 (ファン騒ぎすぎて、なかなか喋れず。咳き込んだり。)
真: 「えー…こんにちは」
ファン: 笑
真: 「えーっとですね…ツアーやりました」
ファン: 笑 拍手
真: 「久しぶりにですね、自分たち以外のバンドとまわってですね。『なんか、元気だなぁ』って思いながらまわってたんですけど」
ファン: 「かわいいー!」
真: 「また今度、ツアーまわった時にたくさんの人に見に来てもらえれば嬉しいな思ってますんで、是非よろしくお願いします。ありがとうございました」
ファン: 拍手

一志: 「今日、このAXで今までまわってきた成果が出せたし、また1つ俺たちもみんなも大きく成長したんじゃないかなって思います。みんなの人生に少しでも携わっていけるKagrra,でありたいと思ってます」
ファン: 拍手
一志: 「最後に、今まで言ってなかったんですが最も重要なことを言います」
ファン: 「なにー?!」
一志: 「7/20、待望のフルアルバム出します!」
ファン: 「キャーッ!!!!」拍手
一志: 「お待たせ!ようやく俺たちのフルアルバムも1年と何ヶ月かぶりに出るんで、そいつも聴いてやってください。いいですか?」
ファン: 「はーい!!」
一志: 「じゃあ最後は恒例のアレで締めたいと思います」

全員で両手を上げ「次はホールで会おう」と約束をし、一本締めで終わりました。

 

SET LIST
Opening Act. アリス九號.>>
1. 闇に散る華
2. 朱い風車

– – MC – –

3. 銀の月黒い星
4. 極彩極色極道歌

SET LIST >>
OP. 京
1. 幻影の貌
2. 凛
3. 葬
4. あまふらせたんまいな
5. 滅
6. 源平闘戦譚
7. 妖祭
8. 嘆きの詩

– – Vocal solo – –

9. 憶

– – MC – –

10. 神謌
11. 奇祭
12. 恋綴魂
13. 命

– – MC – –

14. ~夢イズル地~

– – MC – –
EN1. 沙羅双樹の子護唄
EN2. 桜花爛漫
EN3. 愁

– – MC – –

EN4. 桜舞い散るあの丘で


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